猫とコーヒー

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その猫は毛が黒く、尻尾だけが何故か白い。 そして、片耳が欠けていた。 僕はその猫を「ミミカ」と呼んだ。 毎日僕が公園のベンチに座ると歩み寄ってきて、 横に座る。そんな日々だった。 その日も僕はコーヒーを飲んでいた。 いつものコンビニで買ったコーヒーを。 その姿をミミカはじっと見つめていた。
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