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「いてっ!」
やっぱり頭に何か当たる。
いったい何が。
原因追及のために空を見上げたとき。
「うわあああ!」
ザザザと何かが僕の上から落ちてきた。
とっさに手で頭を守って目を閉じる。パチパチと腕に何かが当たって痛いのも一瞬で、音が鳴りやんだとき、僕の周りはカラフルな粒が落ちていた。
「何これ……?」
一つ手に取ってみる。
一センチにも満たない色とりどりの小さな粒。表面には凹凸があって、小球形。
この見た目のものを僕は知っている。
「金平糖……?」
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