オフシーズン

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瑞久 side アオから 二人は いつもリビングで話しているらしく 千佳ちゃんは 航くんの部屋へ入ったことが無いと 栞さんから 健全なお付き合いをするように言われてるのかな 私達は…考えるのは止めよう 強引に航くんへお願いし オッケーが出たので 千佳ちゃんと2階へ 千佳 「瑞久先輩は お付き合いされてる方いらっしゃいますか?」 千佳ちゃんなら言いふらしたりしないと思い 「うん アオと付き合ってる」 「えっ…蒼先輩と…ですか?」 正直に 「うん」 「…そうだったんですか」 「中学の時からずっと片思いだったの」 「私もです!」 「一緒だね」 「はい 瑞久先輩 いつから…その…」 「付き合ったの?」 「はい」 「高一の時に 好きって言って アオも 私の事を 大事だって言ってくれたの」 「お互いに想い合っていたんですね」 「千佳ちゃんは?」 「…春休みに 私から告白しました…瑞久先輩! 蒼先輩と 付き合ってから…その……」 「キスしたの?」 「あっ はい…」 「付き合う前に…私が 襲っちゃった かな?(恥)」 「えぇっ 瑞久先輩から…以外です」 「好きだから…アオにだけ大胆なのかも(笑)」 「いいと思います」 「そ?」 「はい」 「千佳ちゃん 私ね 遠距離になることが分かった時 不安だって言えなくて 好きな人と居るのに 楽しくなくて 一人で苦しんでたの でも アオが 何でも思ってる事話してって言ってくれて 今は 我慢せず 何でも話すの 千佳ちゃんも 思ってることを伝えて そして 航くんの話も聞いてあげて欲しい きっと お互いの距離が縮まると思うんだ」 「…そう ですね はい そうします」 足音が聞こえ 航くんかな? 「千佳ちゃん もしよかったら 連絡先交換しない?」 「はい ぜひ」 部屋へ入ってきた航くんが 「もう いいですか?」 「うん ごめんね 航くんの部屋 アオの部屋よりきれいだね」 「まぁ ましだと思います」 「そうだ! アオと買い物へ行くんだった お邪魔しました 玄関鍵閉めていくね それじゃあね」 千佳 「瑞久先輩 連絡しますね」 「うん 待ってる またね」 手を振り 航くんの部屋を出た
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