年末

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なんか静かだなぁと思っていたら 姉は 友達と旅行だと聞いて 彼氏とじゃないかと推測する まぁ どうでもいいけど 母は 仕事で 自分の部屋を掃除 階段とリビング ダイニングもやって お父さんと航は 網戸や窓 庭 玄関周りの掃除 お昼に 瑞久んちで ご飯をよばれる 菜々ちゃんは バイト 佐江さんと 秀人さんは 今日が最終診療日 「瑞久 明日の朝 お父さんが漁港へ行こうって」 「行く!」 明日の予定が決まり 食べたお皿をシンクへ持っていき 片付けを終えて 二人で公園へ 瑞久は歩いて 私は走る 30分でバテた 瑞久とゆっくり歩いて 合計1時間 頑張った 歩いて家へ帰ろうと ん? 誰かが手を振っている 航の中学の同級生 何森(いずもり) 照蘭(てらん)ちゃんだった 「瑞久さん 蒼さん お久しぶりです お元気でしたか?」 「うん 久しぶり」 「久しぶりだね 照蘭ちゃんも元気だった?」 「はい お二人に会えて嬉しいです 宜しければ家に」 「いや 汗かいてるし…」 「年末に 悪いよ」 「そうですか…残念です」 「いや また今度こっちへ来たら 照蘭ちゃんに連絡するよ なっ瑞久」 「うん そうだね」 「はい ぜひ 次の機会に」 照蘭ちゃんと別れ 瑞久と歩いてると 「何 ニヤニヤしてるの?(怒)」 「え?」 「照蘭ちゃんともっと話したかった?」 「いや違うよっ 瑞久とこうやって のんびりするの なんか いいなって」 「ふ〜ん」 「マジで やっぱ瑞久の隣は落ち着くなぁって」 「…そう」 なんで疑われてるのか… 大事な恋人が一緒に居てくれるだけで幸せだ 心と身体が安定するからだろう 「瑞久」 「ん」 「大好きだよ」 「…///」 「いつも想ってる」 「ほんとに~?(笑)」 「うん 瑞久は?」 「え~」 ちょっと泣きそうやけど 「色々…大変やもんなぁ…」 自分が頼りなく 心配ばかりかけて 私と居ると疲れるよな… 「アオの事 ちゃんと想ってるよ」 「…」 …良かった
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