誕生日サプライズ

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蒼 side 「もう…離れたくない」 瑞久の本音が深く胸に刺さる 「うん」 「ずっと我慢してた」 「ごめん 我慢させて」 「会いたかった」 「うん 瑞久に会えて嬉しい」 ずっと気持ちを抑え 何も言わず我慢し 待ってくれていた瑞久に 今は自分だけに甘えて欲しい 可愛くて…もうね 無理なんですよ 瑞久とは違う我慢をしてきたから… 「きゃっ」 瑞久を抱き上げ 「瑞久」 「!…」 「いい?」 「…ん」 ちゃんとオッケーをもらい ダブルベッドへ降ろすと斜め後ろに座り 頬へキスし 瑞久のボタンカーディガンを脱がせる 耳にも唇で触れ くすぐったそうにする瑞久に ぐっとくるものが 深呼吸し 勢いでいったらだめだ 優しくしないと 自分に言い聞かせ 瑞久の腰に手を回し 引き寄せキスをする 「…っ……ん……はぁ……ふ………っ……」 反対の手に瑞久が掌を合わせ握ってくれる 唇と唇が触れ合うリズムやタイミングが合い 瑞久とのキスは気持ち良過ぎる ゆっくり離れ 瑞久と目を合わせた後 私へ身体を寄せてくれて もっと欲しくなり 腰に回していた手をお腹や脇腹へ持っていき ロングスカートにインしていたロンTを出そうとすると 「アオ ブーツ脱がせて」 「ん」 ブーツを脱がせ 照明を少し暗くし 瑞久を枕がある所へ寝かせ 覆いかぶさる 優しくキスをしようとしたら 「アオ」 「ん?」 「あのね…」 「生理きた?」 「違う」 「ごめん」 「その…エッチするの ゆっくりじゃなくて…」 「?」 「優しくしてくれるのは 嬉しいけど…」 我慢しなくていいって事か? 「瑞久 覚悟して」 「いや あの やり過ぎたらダメだよ 明日買い物行くでしょ」 「分かった 任せて」
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