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アオが家へ来てくれた
私が居るから 菜々ちゃんはアオに抱きつかず お礼を言い 少し話してから ママ達におやすみと言って2人で私の部屋へ
「瑞久 なんか──」
「アオ後ろ向いて」
「えっ…みく?」
キャラメルが入った缶を包んでいたリボンをアオの両手首に巻き付け拘束する
ベッドへ座らせ
菜々ちゃんと抱き合ってる画像を見せる
「…すみません」
「この時 キスした?」
「えーっと…」
「唇?」
「ま まさか 違います ほっぺたです」
「ふーん
菜々ちゃんに抱きつかれて嬉しかったんだ」
「いやっ そんなことは…」
「アオも腰に手を回してるよね」
「あー…か 家族のスキンシップです」
「…なんで…言ってくれなかったの?」
「ごめん 瑞久が知らなければそのままほっとこうと…」
「菜々ちゃんにバッグで 私にはキャラメルなのっ」
「うわっ」
アオの膝に乗り
「いつもお世話になっているので うちの姉ちゃんと色違いのバッグに」
「楓ちゃんと?」
「うん」
納得出来なくて
「…私のは?」
「ごめん クリスマスに渡す予定やったから」
私って欲深い
「…」
「取りにいってくるな」
「ううん クリスマスでいい」
「じゃあその時に」
余裕の笑顔が
腹立つ
〜〜〜〜
手首を後ろで拘束され
瑞久が私の膝の上に乗ったまま
「向こうで 何もなかった?」
「ん?」
「…言い寄られたり」
「全くない」
「抱きつかれたりは?」
「んー チームメイトぐらいかな 点取った時に」
「他には?」
「無いよ」
スマホを見せられ
「…これは」
試合を観戦していたファンのおばさまとのツーショット
「これは?」
私に熱烈キスしてる画像
頬にだけど
外国の方は スキンシップが過剰で
「…はははっ」
笑うしかできない
瑞久の怒りを鎮めるには…
真剣に
「瑞久」
「何?」
「瑞久のことしか見てない」
バレないように 手首を動かしていた
「…」
よしっリボンが外れた
「きゃっ」
抱き上げ ベッドへ寝かせる
見つめて
「瑞久 愛してる」
「…」
「瑞久は?」
「…愛してる」
「誰を?」
「…アオ」
ニヤける
「良かった」
「バカ」
「瑞久の事しか考えてないバカです
なので いいですか?」
「?」
頬へ触れ
「瑞久と キスしたい」
「…」
瑞久を見つめながら距離を詰める
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