百年越しの声

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『……わかりました。きっと、幸せになります。約束します』 やっぱり。呪ってしまった。ただの口約束にも関わらず、僕はそんなことを思った。 『無理して守らなくてもいいんだよ』 意識が遠のく。まだ、話していたいのに。 『光』 『ん?』 『大好き』 翌日から、鈴音とのテレパシーは繋がらなくなった。テレパシーの効力が切れたのか。あるいは、もう鈴音は亡くなったのか。 歴史改変の影響か、テレパシーの代わりに、改変後の記憶が少しづつ植えつけられた。と言っても、さして変化はなかった。鈴音が罹っていた病気による死者が減っていたが、それで鈴音が助かったかどうかまではわからない。自分が空になったかのような感覚に陥る。
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