龍宮ハーレム✨😜✨💕

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龍宮ハーレム✨😜✨💕

 辺りはすっかり明るくなっていた。  もう夜が明けたのだろう。一気に虫や小鳥が騒ぎ出し、外が賑やかになっていく。  しかしボクはまだ微睡(まどろ)んでいる状態だ。昨夜は疲れているのに、なかなか寝つけなかった。 『ねえェ、チン太郎』  どこからか女の子がボクの名前を呼んでいる。可愛らしいアニメ声だ。 「ううゥン、あと五分だけ寝かしといてくれよ」  もう少し寝ていたい。  蝉の鳴き声が(やか)ましい。今日も暑くなりそうだ。  ここは都心から二時間弱の美浦半島の突端にある小さな漁村だ。  青く澄んだ海と山々に囲まれて自然環境に恵まれている。風光明媚といえば聞こえは良いが、ひと言で言えば田舎で何もない限界過疎地だ。 『ねえェ、チン太郎。一緒にお風呂へ入ろ』  女の子は甘えるように抱きついて無邪気な事を言ってくる。 「うゥン、チン太郎じゃないよ。真太郎だ。ボクの名前は」  この声はサファイアだろう。可愛らしい顔をしているクセにエッチで過激だ。 「起きろよォ」  しきりに呼びかけてくる。甘い吐息が(なま)めかしい。 「ううゥ」  ようやく目覚めたみたいだ。ヤケに目の前が眩しい。 「フフゥン、わかってるわよ。チン太郎」  青いメイド服を纏った美少女(サファイア)が妖しく瞳を輝かせた。まるで小悪魔のようだ。 「えッ?」  寝ているボクの上に四つん這いになって乗っかかってきた。 「フフゥン」  美少女(サファイア)は意味有りげに微笑んだ。 「なんだよ。暑いから離れろよ」  これ以上、身体が密着していると何かと都合が悪い。特に下半身に異常事態発生だ。 「もォ、チン太郎ッたらエッチねえェ。こっちの方はビンビンに起きてるクセに」  サファイアはボクの下腹部へ手を伸ばしてくる。あどけない顔をして、やることはベテランのセクシー女優のようだ。 「バカ。どこを触ってんだよ」 「フフゥン、もう我慢できないクセに」  まったくビッチ顔負けで。小悪魔みたいにイタズラッ娘だ。 「えッ? いやいや、よせよ。をするのは」 「フフゥン、変なことじゃなくって、しようよ。ねェ」  いきなり唇を接近させ口づけをしようとした。 「わッわァ、よしてくれ」  必死にボクは小悪魔の手を(こば)んだ。  「た、たッ助けてェ」  転がるように布団から逃げ出した。
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