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男は幸三の真後ろに立ち両手で首を抱きしめた。
「何すんですか、もういい加減にしてください」
「じゃああたしのこいでよ」
あろうことか男は立ち上がり鉄パイプの手摺の隙間からモノを突きだした。プーンと臭いがした。幸三はそれを掴んで右に捩じった。
「あ痛」
男は悲鳴を上げた。観客が振り返ると男は速足で出て行った。
「なんかあったの?」
スーツ姿のイケメンが走り去る男を目で追いながら幸三に訊いた。
「ああ、俺にちょっかいだしたんだ。悪戯してやった」
「右袖に移動しよう」
二人は空いている場所に席替えした。この男は幸三のホモだちで白井和樹24歳である。仕事はホストで人気がある。
「幸三にちょっかい出したってどういうこと?何をしたの?」
和樹は幸三の股間をまさぐった。既に幸三のモノは立派になっている。片手じゃ指が届かない。ゴーヤが股座になっているようだ。
「すげえ、欲しいよ幸三」
「どれ、和樹のは?」
和樹の股間に手を当てる。
「おう、いい感じ」
お互いにチャックを下ろししごき合う。幸三のモノは巨大で前席の背もたれより上に先っぽが出てしまう。映画はゲイとレズの絡み合い。
「俺我慢出来ない」
「ちょっと待て、飛ばすと前の人の頭に掛かっちゃうから」
和樹がスリッポンを脱いで靴下も脱いだ。それを幸三のモノに被せた。
「いいぞ、幸三」
「和樹も一緒にイこう」
「興奮するな」
幸三は靴下の中に発射した。和樹はズボンに垂れないようモノを突きだした。
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