23人が本棚に入れています
本棚に追加
「ひゃっけい」
前々席の客が天井を見上げた。
「雨漏りか?えらい粘るな」
二人はモノを納めて映画館を出た。出たと同時に大笑いした。
「和樹、飛ばし過ぎだよ、あのおじさん雨漏りと勘違いしてた」
「俺だってあんなに飛ぶとは思わなかった。俺んち行こう、続きだ」
「よし、ビール買って行こう」
二人は黄金町のアパートに向かった。アパートは六畳と台所だけである。二人は服を脱いで万年布団に寝そべった。お互いの乳首を愛撫する。
「和樹はいい匂いがする」
「おばさんの臭いだよ。さっきまでホテルに一緒に居た」
「おばさんて幾つ?」
「おふくろぐらい、50歳」
「和樹はおばさんでも勃つの?」
「ああ、幸三のこれを想像している」
和樹は幸三のモノを咥えた。
「俺は駄目だ、女の人じゃ刺激を受けない」
幸三は童貞である。一度チャンスがあったがその気にならなかった。和樹が顔を上げた。
「訓練だよ、女のアレが俺の尻穴と思うのさ。いつもそう思っていると慣れてくる」
言いながら和樹は自分の尻穴にローションを塗っている。
「俺が塗ってあげるよ」
幸三が掌にたっぷりとローションを垂らし指先に絡ませた。
「どうだ和樹」
和樹の尻穴に指が侵入する。和樹は堪えている。隣に女子大生が暮らしている。刺激を与えては勉強に影響すると思いやりである。それでもベニヤ板一枚の間仕切りで音は筒抜けである。幸三が和樹をうつ伏せにした。頭が隣との間仕切りぶつかった。隣では女子大生が壁に耳を当てていた。左手はアソコに触れている。
最初のコメントを投稿しよう!