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しんからの作品と次の作品
「めっちゃ、よかったね」
「うん、泣いたわー」
「あっ、しんさんがツブヤイターしてる」
「どれどれ」
俺達、四人はツブヤイターを見てる。
【蛹は、蝶の夢を見るを最後まで、見ていただいた事に感謝しています。ボーイズラブという作品の枠を超えて、愛される作品になる事を願っています。今回の作品を作り上げてくれた皆さんが、私の意図を汲み取って演じてくれた事に感謝しかありません。】
「めちゃくちゃ、嬉しいんだけど!!」
「わかる」
しんさんは、さらに更新した。
【私の中の物語が、形になり動く姿に毎回感動しています。産み出す苦しみよりも、動き出した喜びの方が大きいです。】
「子供だよね」
「確かに、作品はしんさんの子供だよ」
「すごいね、嬉しいね」
「俺達も同じだよね」
しんさんは、また更新した。
【誰か、一人にでも届く作品をこれからも作り続けていきます。私の可愛い我が子を、大人にしてくれる皆様に感謝しています。】
俺達は、しんさんの言葉に乾杯をして飲み直した。
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あの日から半年後に、同じメンバーで是非と言われた映画の撮影を終わり上映された。
賛否両論された、その作品が、Blu-rayになってやってきたのだ。
「やばいよな!」
「うん、結構わからないって声多かったらしいよ」
「俺は、アリだと思ったけどね」
「ぶっちゃっけ、体と心が連動しない人っていそうだけどな」
俺達四人は、また上映会をしていた。
二作品もしんさんの作品に関われた事が嬉しかった。
だから、マイナスイメージがついても、やりたかった。
「再生しよう」
「うん、見ようよ」
「俺達は、大好きな作品なんだから」
「はいよ」
はやては、再生ボタンを押した。
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