第三話『突然の気持ち!?』

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第三話『突然の気持ち!?』

ーー次の日ーー ガチャ🚪「ミル〜!」「あ、ここ。先、来てたんだ…」「それより、あずさとよしきが、ケンカ?しているの。」「え?あの、よしきくんが…?」「ほら…」「あ!よしきくん!ありがと!ミルのバックとか、から取り出したの?」どうやら、ありさのカチューシャが見つかったようだった。「違う。」「え…?でも、どこにあったにしろ、見つけてくれたんだから!ありがと!」「違う。違う。お前は、間違ってる。」「え…?」「それ、お前がミルのバッグに仕込んでるの、知ってる。俺、見たし。」よしきくんがそう言った瞬間クラス中がザワザワしはじめた。「で、でも!そんな証拠なんてないでしょ!?」ありさが慌てて言う。「…確かに、今はないけど。」「ほら!どうせ、ミルの顔がちょっといいからって、かばおうとしてるんでしょ!」そうありさが言うと、まわりの人達は「よしきも顔だけで見てたのか…」「結構良いやつだったんだけどな〜。」と言っていた。私は急いで「よ、よしきくん!?何してるの!?私なんか、かばわなくていいんだよ!」と言ったが「いいよ。俺は、正直な事を話しただけだし。」と言うばかり。「で、でも!」「嘘はつけないタイプなんで。じゃあ。」そう言って、よしきくんは去っていった。 ーー授業中ーー 「よしきくん。さっき、どうしたの?私なんか、ただのクラスメイトだし。ありさの方が可愛いし。」「え…ありさが可愛い!?そんな訳ないじゃん。あいつ、なくした〜って自作自演してる、性格クズ野郎だぜ?」「そ、そこまで言わなくても…」「それに、さっきも言ったけど、嘘はつけないからさ。」「そっか…」 ーー次の日ーー 「あ、ここやほ。」そうここに挨拶をする。「あ、うん。メンもそろそろ来るよ。」「うん。」するとここは「ミル、昨日のこと気にしなくていいからね?」と言ってくれた。「うん…でもさ、よしきくんにまで迷惑かけちゃった…これからどうすれば…」「ミルは優しいな〜。自分のことより他人のことを考えるなんて。」「だって、私のせいで変なことになったら…」「まぁ、そんな事あるわけないってば!ほら、行こ!」「あ、うん!」 ーー教室なうーー ガチャ🚪恐る恐る教室に入る。意外なことにここは「ミル、大丈夫そうだよ。」と言う。「え、本当に?」そう言って自分の机を見ると…「ほ、本当だ。いつもだったらここに悪口がたくさん書かれてるのに…なんで?」なにも書かれていなかったのだ。「いじめっ子達も、もう飽きたんだよ!」「そっか…!」そう言いながら席につこうとすると…「え…?ここ…!これ、見て…」「何?…これって…。」「やっぱ私のせいだよ。私のせいで…!」よしきくんの机には、前に私がされたような、悪口が書かれていた。「ミルのせいじゃないってば!元はといえば、ありさ達がいけないんだよ!」「で、でも、私がもう少し早くで止めていれば、よしきくんを助けれたのに…!」「ミル…大丈夫だよ。」 ーー授業中ーー 「あのさ…私のせいでこんなことになっちゃって、ごめんね…。」私はよしくくんにそう謝った。「俺は、全然大丈夫。ミルは大丈夫?」「私は全然!未だに多少のいじめは受けているけど…親友もいるし、よしきくんもいるし!」「そっか…俺もミルがいるから、こんなこと平気。」「そっか。」(ん?待てよ。『俺もミルがいるから、こんなこと平気』ってどういう事!?べ、別に変な意味じゃないって分かってるけど…)「あれ?ミル、顔赤いけど大丈夫?やっぱり、なんかあったんじゃない?」「そ、そんな事ないよ。ちょっと、暑いだけだよ…!」「そう。なら、いいけど。」(はぁ。なんなの、この気持ち…なんというか、恥ずかしい?とは違うけど、今までなったことがない感情?みたいな…。) ーー帰り道ーー 「ここ〜!一緒に帰ろ!」私はここに言う。ここの彼氏の司くんもいたから、少し悪いな…とは思ったけど。ここは「いいよ!でも、司くんも一緒ね!」と すんなり受け入れてくれた。「うん!全然OK!」「僕も大丈夫だよ!」「じゃあ、3人で帰ろっか!」「何か話題ある?」すると司くんが「あ、ミルちゃん、なんかいじめ受けてるとかって聞いたけど、大丈夫なの?」と聞いてくる。「私はもう大丈夫。でも、よしきくんが…」「よしきくん?」「言ったじゃん。転校生来たって。」「あ、あの人ね。」「そうそう。その人が、私をかばったせいで…」「そっか〜。それで、そんな落ち込んでるんだ…。」「え!?分かる?」「うんうん。顔に書いてあるよw」「後、今日それについて『ごめんね』って言ったんだ。そしたら、『俺もミルがいるから、こんなこと平気』って。その後、なんか今までなったことがないような感情になって…。」「ミルちゃん…」「ミル…それって…」「恋だよ!!」急にそんな事を言われた私は驚いて「え!?は!?こ、恋!?そんなのあるわけないじゃん!」と言う。「私達だから、分かるのよ!私もそんな感情になったからさ!」「そりゃそうだけど…それにしても恋とかない!!」「でもさ、好きだから、その人の事を考えちゃうんじゃない?たとえ、それが心配とかだとしても。」と司くんも言う。「そっか…」と私が言うと、ここは「お!ついに認めたか!」と言う。私は急いで「認めてない!!」と言った。 ーー次の日ーー ガチャ🚪そう言って教室に入るとよしきくんに「あ、ミルおはよ。」と言われた。私はすかさず「あ、うん。よしきくん、おはよ。」と返す。(昨日、ここ達に恋とかわけわからない事言われて、話せないんですけど!!)「いじめは落ち着いた?」「あ、うん。私はね。よしきくんは?」「俺は大丈夫。まぁ、多少のいじめは受けてるけど。それより、顔赤いけど大丈夫?」「え!?あ、うん。大丈夫。外、暑かったから。」「そっか。」(はぁ。やっぱり、無理!で、でも無理に話さなくなれば嫌われちゃうし…) ーー休み時間ーー 「ミル〜!」そうメンに呼ばれる。「あ、メン!」そう言ってメンの方まで行くと…「そういえばさ、ここから話聞いたんだけど。」と言ってきた。「何の事?」「だから!あの、よしきくんの件よ。恋、してるんだって?」「してないって!デマよデマ!!」「ふ〜ん。そっか〜。まぁ、頑張ってね〜。」
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