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ピチチ…ー
「ん…」
鳥のさえずりで私は目を覚ました。
今日は日曜日。
拓海も今日は仕事が休みだ。
天気もいいみたいだし、どこかへ出掛けようかな…
そう思ってベッドの横を見ると、いるはずの拓海はいなかった。
「拓海、起きたんだ?」
私は起き上がって部屋のドアを開け、リビングへ入った。
「拓海おはよーっ」
だが、彼はいなかった。
「?」
何となく気配を感じなかった。
(買い物にでも行ったかな?)
ま、いいや、と思った時、外が何やら騒がしいことに気が付いた。
「何?」
シャッとカーテンを開き窓を開けると、少し遠くの方で噴煙があがっているのが見えた。
「何あれ…」
急いでリモコンを手に取り、テレビのニュースを付けた。
すると、そこには…
私のよく知っている人物の名と顔が映し出されていた…
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