神様に呼ばれた大罪人たち

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「お前もここにきてたのか?」 「今生でも俺ら、また一緒に行動できるんだな!」  ……え?  目の前には、人相自体は西洋系のソレではあったものの、どういうわけか【前世でつるんでいた悪友たちと瞬時に理解できた】おれと同じ年齢の男3人がそこに居た。  全員おれの生存を心の底から喜んでおり、「これからこの世界で何しようかな?」と相談していた。 「え?」 「良かった、これであの世から送られてきた転生者たちが全員揃ったね。」 「え?」  悪戯っ子の仕掛けた悪戯が成功した事を喜ぶような表情をした男は、深々と優雅な礼をおれたちにして見せた。 「ようこそ、あの世からやって来た転生者にして大罪人たちよ、私はこの世界担当の死神、ハルドゥース。」 「ああ、おれはキヅチ。今生でもキヅチ・トオルの名を貰っている。」  狼狽えながら、おれは名を告げた。  ハルドゥースは「よくできました。」と満足そうに微笑み、おれたちに早速仕事を申し付けてきた。 「君たちにはこれから勇者候補たちの選定を手伝うという形で罪を清算してもらいます。」
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