君が目覚めるまで

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掃除も終わって、HR。 担任「羽目外しすぎないように、受験控えてる人はしっかり勉強やれよー。じゃ、良いお年を!」 担任の先生はいい人だ。 早く帰れる! 友達「夕弦、帰ろーぜ。」 「おー。」 友達3人と他愛ない話をしながら帰った。 「じゃあ、俺こっち。」 友達「あ、分かった。またな!」 友達とわかれて1人で歩く。 寒くなってきたなぁ。 ・・・推薦で受かってるから受験もないし、 今年の冬休みはあんまりすることねーな。 ガラガラガラ 静かにドアを開ける。 「よっ!最近、寒くなってきたぞw今日は終業式だったんだ。校長の話が相変わらず長かった。年賀状の話してて、去年も似たようなこと話してなかったか?って思ったw」 部屋は静寂につつまれている。 「なぁ、今日はこれ買ってきたんだ。そろそろ新しいのがいいんじゃないかと思って。」 俺は、古いそれを新しいものに変える。 「これから冬休みだし、毎日来るからな。嫌だって言っても来るから、覚悟しとけよ?w」 どれくらいか分からない、ほんの数分。 俺にとってはとても長い数分。 「またな、かすみ。」
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