精巧緻密な機械

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  突きだしたおしりに針を刺され、他人の過ちを注入される博士。   博士は何とも言えない表情して言う。 「ウッ、ものすごい後悔の念が流れ込んでくる。これはツラい。  なに、大好きなヅラおじさんにてうっかり正直にハゲって  言っちゃった?これは反省すべきだ、正直は時として人を傷つける。  ありがちだが大いなる学びだ。  しかしね、たった一発でもこれはキツイ。  この調子だといよいよキツイ。学びと成長の為だとはいえ、  苦しい作業だ」 「まだ軽いほうですよ。深刻なトラウマも控えてますよ」 「ちょっとタンマ。言いだしっぺは私だけど、  すべてを打ち終えたとき、はたして私は大丈夫なのだろうか」 「だいじょうぶですよ!博士になにかあったら、  私が研究引き継ぎますから」 「ものすごく嬉しそうに言うねキミ。逆に不安になるぞ。  ウッ!こんどは恥が来た!ものすごく恥ずかしいぞ!  これはズボンのチャックが全開だったときの記憶だ!」 「まだまだたくさんありますよ。学び甲斐がありますね。  でもまどろっこしい、いっそまとめて注射してみましょうか。  五本くらい」 「キミ、私の身体で遊んでいるだろ!」
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