初〇〇?

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初〇〇?

テストも無事に終わって、もう年末。 帰省という形で光都くんが帰ってきた。 といっても、テストが終わってすぐ、毎日のようにご飯を作って待っていてくれたのだけども、、。 「ね、ねえ。聡太さん。こ、今年はさ 俺の気持ち伝えたよな。だから、毎年恒例の初ハグはできない。それに、もう抱きしめて貰わなくても大丈夫になった。」 俺の脳内はストップした。お酒も入っていたからだろうか。 「え?なんで?俺とのハグは嫌ってこと? 光都くん、反抗期なの!? ううっ。俺のかわいい光都くんがぁぁ。」 俺は目から涙をポロポロながして 子供のように喚いた。旗から見れば、いい年した大人がなにをと思うだろう。 光都くんが困惑した表情でみているものの 全く気づかずハグを拒否されたことばかり 頭に残っていた。 「いや、聡太さん!? ちがうよ。嫌じゃないよ、む、むしろしたい!けどさ、俺は聡太さんのこと抱きたいと思うほど好きなんだよ? そんな酔ってかわいい聡太さんのこと抱きしめたら、俺、止まれないよ」 と説明される。 「うぅ、、。嫌じゃない?ほんと?じゃあハグする?」 「っっぐっ!! す、する。させてください。」 聡太さんの可愛さと涙に弱い光都くんは 初ハグを拒否できなかった。 ハグを許してくれたと思って上機嫌になった俺はニタァと笑ってそばへ駆け寄る。 「ふふっ。あけましておめでとうございます光都くん。今年もよろしくね。大好きだよ」 そう、ここまでが毎年恒例の初ハグ。 毎日、うなされてた俺が寂しくないように しんどくないようにと思って毎年してくれる。 が、今回ばかりは我慢の限界だった。 「うー!聡太さん!煽らないで!」 そばへ座りハグをする聡太さん。 キョトンとしないで、、! 意識してくれてないのか? でも、顔が赤くなったりするのをよく見るから少しは意識してくれてるはずだけど。 「聡太さんこっち向いて」 パッと顔を上げてこちらを見る聡太さん。 スッと手を顔に添え、触れるだけのキスをした。
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