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「何が本当かなんてわからないので、とりあえず楽しそうな方を信じることにしました」
「はい。その通り。正解。素晴らしい」村雨が手を叩きながら言った。
「ありがと」山口が席に着く。
「てか、なんだとこのお気楽ノー天気お花畑発想」
「ひどーい。そこまで言うことないでしょ? いいじゃん。なんか楽しそうで」
「馬鹿としか思えねえよ。誰だよ、これ書いたの」
「古々呼孝子だよ。『ここのこうこ』っていうエッセイの英訳」
「誰だよそいつ。興味ねえよ、馬鹿」
「知らない人のことよくそこまでボロクソに言えるね」
「知らないからこそ、ボロクソに言えるんだよ」
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