再開 side 創

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直緒さんは、そう告げると 「それでは、失礼します…。」と深く一礼して、中庭を後にした。 ベンチに座り直し、状況を整理する。 “佐々木先生は、俺より先に知ったのかな?” 志緒さんのことになると、どうしても、佐々木先生のことを意識してしまう。 これから、俺たちはどうすればいいんだろうか……。佐々木先生は、どうするんだろうか。 佐々木コーポレーション入社へ向けて、一年弱…。“お見合い”するのかな? 他人事のように心配していた。 “俺は、どうしたら、いい?” 何も浮かばない……。 そのまま暫く座っていたが、立ち上がりパーキングへ向かった。
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