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自宅に戻り、志緖さんのお土産をデスクに置く。
ベットに横たわり、目を閉じると、志緒さんの笑顔を思い浮かべる。
一緒に食べたスイーツ店やカフェでの様子が脳裏に浮かぶ……。
“忘れるなんて…出来ない……。”
出会いから、一年の思い出は、何年にも思えるものだ。
『あっ、手紙…。』
元気になったら、読もうと思っていたけれど……。
宛名の文字を見つめて、封を切る。
書き出しの“創くんへ”の文字は、ブルーブラックのインクの匂いがした。
淡いブルーの便箋は、三枚…。
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