ウトパラの蓮

まえがき

　
　チベット密教、曼荼羅など宗教を題材にした小説です。特定の宗教、宗派への勧誘、または誹謗中傷を目的としたものではありません。

・本稿は、仏教についての記述が多いこと、理詰めの思考を重ねていることなどの傾向があります。従って、本サイトの特色である、異世界、転生、甘々、年下、溺愛、といったカテゴリーからは程遠い内容となっています。そのため、本サイトをご利用の作家、読者様には馴染まない部分があるかと思います。それらをご承知の上、お読みください。
・記述方法は、一般の書籍にみられるようなオーソドックスな書き方をとっております。頻繁に改行して行間を多くするとか、一行の半分しか書かないといった形式ではありません。
・この小説は架空の物語であり、作中の登場人物、事物などは、実在の方々、事物とは関係がありません。

　登場人物　秋山達也　住吉里加　那須川花恋

　大学で社会福祉を教えている秋山達也は、公園で曼荼羅風の花壇を見かける。あるとき、住吉里加という女性に出会い、彼女が曼荼羅風の花壇を造ったことを知る。秋山はチベット密教に基づく絵画を制作する里加に協力することになった。

・難読文字
　曼荼羅＝まんだら　大日如来＝だいにちにょらい
　阿閦如来＝あしゅくにょらい　荼吉尼天＝だきにてん

　参考文献
　秘史密教のすべて　新人物往来社　正木晃
　はじめてのチベット密教　春秋社　正木晃
　チベット密教の神秘　学研　正木晃　立川武蔵
　アジアの仏具と法具がわかる本　アルマット　
　ラダック・ザンスカールの仏教壁画　渡辺出版　田中公明他
　仏教　第二版　岩波新書　渡辺照宏
　宗教と日本人　中公新書　岡本亮輔
　ブッダは実在しない　角川新書　島田裕巳
　日本仏教史入門　平凡社新書　松尾剛次
　横浜市の福祉の状況については、G・T氏から教えていただきました。