小さい約束ひとつ

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「いつか、また読ませてよ」  少しカッコつけた声と、あどけない笑顔。返したのは、無理に吐き出した私の情けないほど小さい声。 「アユムの歌詞も、いつかね」  アユムとの関係性は友達と言っていいのか、分からない。顔見知りではあるけど、一番しっくりくるのは同級生だった。
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