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カッコいいけど、彼の様な人生は送りたくはない。それが江頭2:50
90年代、抱かれたくないランキングの常連だった人物が令和に入ると共に好感度でものすごい成績を叩き出す事がある。
代表的なタレントと言えば、出川哲朗だろうか。
あのダミ声と噛み癖とどうしようもない芸風で、嫌われ続けてきた彼だがそんなのはもうどこ吹く風。
今じゃ老若男女に愛されるタレントになりつつある。
そう思うと江頭2:50だって、例外ではない。
と言うかむしろ彼程、評価の振り幅が激しいタレントはいないのだと思う。
テレビにその姿が映れば、奇声を発し所構わず出演者にダイレクトアタックをかまして最悪全裸になる。
あの当時、インターネット掲示板があったらどうなっていた事やらと考えさせられる。
そんな彼の評価を一変させるきっかけとなったのが、なんと言っても東日本大震災で孤立化した所に自前でトラックを調達して救援物資を届けた事が人の口から語られた事である。
それにより、江頭フィーバーが巻き起こり拍車をかける様に「本人自らがそれを語ろうともしない、美談にしようともしない」という日本人の美徳を体言した様な行い。
そこから江頭氏は神と崇められる様になり、更にはYouTuberデビューすればあっという間にチャンネル登録者数を数百万人集める奇跡。
カッコいいと今では崇められがちな彼だが、では彼の様な人生を送りたいかと崇めているであろう市井の人達に尋ねてみれば何人がイエスと答えるだろうか。
彼の行動には常に孤独が付きまとう。
群衆はいるものの、どこか心底からではない憧れを集めているのも事実。
本当に悪いのは、それを知りながらも応援しているファンもどきかもしれない。
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