胸の手

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 ふとレイが思い出したように、 「実は彼のマンション、私のマンションの近くなのよ」 「それで?」 「しかも1階。オマケに、その裏に坂道があって、見ようと思えば室内が見れるハズ‥‥」  サヤカが、からかうように、 「ハズって、まだ見たことないの?」 「勿論よ。私だって、そんな非常識じゃありませんから」 「そりぁそうね。さっ、私たちも本日のデザート、いただきましょう」  やがて特別部活は終わり、メンバーたちはムダ話をしながら帰っていった。
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