胸の手

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 が、モトヤはコンビニを通過した。  その時、二人の推理は一致していた。 「チカコの‥‥」 「オパール」  そう、モトヤぱ、チカコの住むマンションに向かっていたのだ。  やがて彼は、そのマンションに着くと、チカコの住む二階の部屋の、キッチンの下に立った。  そして何かをブツブツ言うと、その胸から、さっきの手がスーッと出てきたのだ。  二人は思わず声を出しかけた。  モトヤの胸から出た手は、そのままチカコ宅のキッチンの窓まで伸びていくと、その隙間から中へ入った。  するとそのキッチンの窓が、さらに開いた。  それから数分後、出てきた手は例のアクセサリーを持っていたのだった。  二人は気付かれないように、その場を離れて帰っていった。
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