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プロローグ
ねぇ、加野っち…
俺はね、ただ愛されたかったんだ。
でも誰でもよかったわけじゃない…
俺を必要としてくれて、俺を抱きしめてくれて、そして俺が大好きだって思える加野っちに愛されたかった。
加野っちは俺の事、好きだった?
俺はね、大好きだったよ…
今でも…大好きなのに…
将吾、弱い俺を許して…
またこんな風に人を愛せるなんて思ってもいなかった。
だけどまだ怖いんだ…
お前が俺の側からいなくなるのが。
だからお前は俺じゃない誰かと幸せになって欲しい…
将吾…幸せになれよ。
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