#あの日の約束
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そう言って、目の前に掲げたペンデュラムを指さす。緑色の宝石は、不自然なほどの早さで小さな円を描いていた。 まだ四年前。もう四年前。 もうすぐ彼女の命日。毎年欠かさず墓参りへ行っている。この店主は、出張サービスを行っているだろうか。墓石の前でペンデュラムを垂らし、彼女の思いを……いや、そうじゃない……僕の心の奥底に隠れた答えを、探し出してくれるだろうか。 〈 了 〉
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