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毎日部活後の自主練、朝練、土日も毎日、いつも休まず夏樹をそばで支えてくれていた
谷と関係を持つ隙間など微塵もない事なんて、いつもそばにいる夏樹が一番わかっている事だった
『、、、俺、どうかしてるわ』
夏樹は壁にうな垂れるように寄りかかったまま、顔を上げることが出来なかった
『センパイ、、、』
奈緒は夏樹の胸をそっと押し返し、夏樹の手を引き椅子に座らせた
奈緒は夏樹の正面に座り、ゴツゴツと大きい夏樹の手を取った
『私、センパイの手、大きくてあったかくて大好きです。これで痛くないはずです』
奈緒は何度も繰り返す練習で血豆だらけの夏樹の手のひらにテーピングを施した
『すごい。上手だ、さすがだな』
その言葉に奈緒は嬉しそうに笑顔を向けた
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