深層世界のエピローグ

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「やあ光!」 昔の俺や月に似た小さい、どこか懐かしい白兎のような子がが話しかけてくる。 「また…月を苦しめちゃった!」 苦笑いしながら彼に話しかける。上手く笑えてると思ったけど、彼はとても辛そうな表情になる どうも今日は何もかも上手くいかない。 「それでも皆と処刑人である月も全部助けたいんでしょ?」 本当は、罪悪感や責任で押し潰されそうで…それでも動かないと皆は救えない 何も覚えてない月が羨ましくなってしまう……そんな気持ちを振り払い笑顔をつくる。 「うん!当たり前だよ!だって皆の事も月の事も大好きだから!」 「光、辛かったらちゃんと誰かに相談しないと!光は昔から自分の感情にすぐ蓋をするんだから」 どこか心配そうな顔をした彼は小さい手で俺の手を握る。心配させてしまったと手を握り返し、安心させるように、できるだけ満面な笑みを浮かべる 「大丈夫!皆は俺が助けるからまかせてよ!『満輝』!!」 その言葉と同時に世界は崩壊していき、現実に戻されていく。夢から醒めていく感覚に襲われていく中 「光は1人じゃないからね!」 満輝の言葉が木霊した
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