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深層世界のエピローグ
〈光side〉
暗い水面に満天の星が降り注ぐ。
この世界は『深層世界』で、これは彼がみせているだけの記憶の景色
紛い物で現実にこの記憶を持ち帰ることは出来ない。
そしてこの場所を、俺と月だけは知ってるはずなのに…現実世界の俺は、記憶が欠けて曖昧になっているみたいで
…それに気づけるのはこの世界にいる時だけ
本当は、月との思い出の場所を思い出したいのに現実世界にはもちかえれないんだよなぁ
そんなことを考えているとこの場所には似合わない明るい声が響き渡る
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