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「恭太郎ーー!!!」
外から叫ぶと、
「庄助!おせぇじゃねえか。」
同い年くらいの男の子が出てくる。
ただ、俺とは違い、服も髪もボロボロだ。
俺の家も決して裕福な方ではないが、
恭太郎の家は見るからに貧しい。
幼い頃に両親は恭太郎を置いて出て行き、
それ以来何とか一人で生きているらしい。
兄弟については、深く聞いていない。
俺と恭太郎との出会いも、彼が餓死寸前で
道に倒れているところを俺が助けたと
いうものだった。
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