愛心

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あれからどれくらい経ったのだろうか。 口にしないままのコーヒーの湯気はもう上がっていない。 テーブルの上に置いてあった手紙を目にしていたわたしに「勝手に見ないで!」と、その手紙を奪い取り「来ないで!」と言ってお前は出て行ってしまった。 あの日、結婚の約束までして、毎日抱きしめ合っていたのに、 もはやわたしは授業参観にも行ってはならないのか?
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