右と左の男

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【本編】 SE「朝の音」 会社の身支度をする男 歯を右手で磨く 顔を洗う ご飯を左手で食べる 鞄を右手で持ち 左手でドアを握り家を出る SE「ガチャ」 歩く男 タイトルイン 左利きの男、右利きの男 (例えば、背中にタイトルは?) 歩きながら 男「ん?あれ?どっちの手で扉あけたっけ?」NA「このおとこ、実はとても珍しい両利きの男。ただ、両利きというのだけでなくーー」 男、人とぶつかる そのさい右肩側で 男「すみません」 男またぶつかる その際左肩で 男「ちっ、ちゃんと見て歩けよ」 NA「このように利き手別で性格も異なる」 男走る、電車にのりこもうとする 左手を伸ばしながら 男「閉まるなー!そのドアー!」 SE「プッシュ」 男「ちくしょー!乗り遅れた!」 といって右手で汗を拭っていると 男「まあでもいいかあー」 タイトル そのむかし (ランドセルとかかな?ふたの裏に着ける?) 男ランドセルにものを詰める ふたを閉める 両手を引っ張られる男 NA「男は昔、人気者の男の子だった」 「左にはクラスで一番の友人タモツ」 「右にはクラスで一番可愛いなおちゃん」 男の子「やめろ、やめろ、俺の取り合いはやめろー困ったなあ」 NA「毎日のように男の子は取り合いになっていた、しかしどっちも好きな男の子は困りそしてついに」 男の子左を見ながら 「おう!タモツ。こんな女ほっといていこーぜ!!」 そう言って手を離してもらう 男の子右を見て 「なおちゃん、一回さ手を離して、すぐね戻るからさ」 そういって手を離してもらう 男の子ニコッとして 笑顔で前に向かってスキップするアクション 二人に手を振るアクション NA「社会でのうまくいきる方法を身につけた」 タイトルイン 現在会社にて (眼鏡のレンズかなー?) 男ランドセルから眼鏡を取り出す かけて椅子に座る デスクの上にいる男 女子社員「課長!課長!なんで眼鏡なんかかけてるんですか?」 男言われて右手で眼鏡を外す 男「ん?スマンスマン!でなんだっけか?」 女子社員「はい、先日のK銀行との交渉でなんとか担当部長までは当社の商品開発に協力を貰えるようになったんですが、このあとK銀行の役員の方とお食事のセッティングをすべきかどうか迷ってまして」 男「うーん、確かになー、時期焦燥の感はあるけど、イケるなら今行きたいよなー」 そういって右手で書類を見る男 男「ま、そこはK銀行の部長さんに頑張ってもらってさ雲行き次第でセッティングとしようかー。いそがば回れだねー」 女子社員「そーですねー、わかりました」 別の社員「課長、ちょっとよろしいでしょうか」 男「ん?なんだ?」 別の社員「はい、先日のマーケティングリサーチ結果を元に新たな企画を立てたのですが、これを進めてもよろしいでしょうか?」 男「どれどれ」 左手で書類見る男 男「よし!いけ!!おーい山中!お前S社の止まってるだろ!ああ?知らん!そんなの空いてる時間でささっと早くやっちまえ!お前今日からさとしの新しい企画に入れ!決定!で外町!お前、七尾の仕事抜けてこっちやれ!こっちのほうが面白そうだから!な!で、さとし!今月末までに第一プロセス!そこでもう一度適性判断!よしいけ!」 時計を見る男 どうやらお昼の時間らしい 男「よっし!みんな昼に行って来る!俺は11:30だから12:00には戻って来る!みんなそれまでに済ませとけ!何か確認すべきことはあるか?あるなら食事について来い!では!」 男足早に出ていく 間 男ゆっくり戻って来て 右手でドアを開ける仕種をする 男「いやーー美味しかったなー」 扇子を広げて右手で仰ぐ 男「お!まだ1時かあ!時間あるねー!しかしさ、君たちも食事の席ではあんまり仕事の話しはやめとこうよー!食事はしょく…」 とまる男 NA「とまあ、このように随分迷惑な男であった」 SE「電話の音」 女子社員「課長、K銀行の中村部長からです」 右手でとるか、左手でとるか迷う、 迷って左手で 男「はい、お待たせしました! いやー先日はありがとーございました!ええ!!いやーうちの企画おもしろいでしょう!これなかなかないアイデアで市場のシェアを何%か動かせますと思って!中村さんのおかげですねー」 右手で女子社員を呼び寄せて 右手でメモを大きく書く メモ「まずいなー、断る気だ」 男「はい?おっしゃってることが良くわからないのですが」 メモ「どーやら今月の決済発表が芳しくないみたいで渋りだしたみたい」 男「確かに厳しい世の中ですしねー」 メモ「雲行き怪しいなあ」 男電話の持ち手を変えて 左手でメモに 男「うちも同じですよーほんとにきついですね」 メモが走り書になる メモがめっちゃ汚い字にかわる メモ「いますぐ、人形町濱田屋予約、うち3人、向こう2人、明後日の19:30」 男「いえいえ。こうして電話いただいてるだけで酌んでもらっていて、有り難いですよー」 メモが入る、 女子のメモで「取れました。」 男持ち手を変えて 男「ああ、うちもあの商品店頭に並べたかったと。。。そうだ!残念会しませんか?ええ、うちも話し聞いてもらっただけで悪いですから、明後日の夜でいいですか?久しぶりに友田さんにもお会いしたいなあ、一緒にいいですか?」 持ち手をまた変えて メモ「友田さんに一報を俺のパソコンから、明後日の夜空いてるか聞け!」 男「そんな恐縮しないで下さい、、、ええ、時期が時期なんで、はい仕方ないですよ。」 SE「メール着信音」 持ち手を変えて 男「あ、友田さん空いてると思いますよ。確か、まあでも一回行きましょうよ、ええでは。」 左手で電話を切る そのまま右手で電話の内線をかける 男「山中専務、ちょっとお力添えお願いしたいのですが、はい。はい。」 NA「ものは使いようというか、便利な特性といのもあるものである」 時計を見るそぶり 男「じゃあ、今日は帰るねー」 右手で挨拶、 左手で電話する 男「おお!雄大!ちょっと遅くなりそうだって言っといてくれ!どうだ…」 NA「この特性、悪い使いみちがあったりして…」 右手でドアを開ける男 男「いやー、なおちゃん!まった?」 SE「ともかくエロい音楽」 ガウン姿の男登場 右手でワイン 男「なおちゃんって可愛い。見ていて飽きない!すっごくいい!」 そういってソファに座る 男「なおちゃんはワイン好きなんだよねー」 男「え?何?手相?わかった見てよー」 右手を出す男 男「え?なんか災厄が?今日のことかな?」 SE「電話の音」 男左手でとる 左手でしーっの合図 おくさんと口パクで言う 男「なんだ、仕事中だぞ、ん?おお!それはな…」 占いを逆手で見たいと促される。 男小声で 男「え?逆も見たいの?わかったいいよ」 左手は手相 右手で電話 男「おお!ん?なんでもない!それで雄大の健康診断の結果がどうしたってんだ?」 (ここで右左がスイッチする) 男「そんなの今から気にしてどーすんだ!!」 また今度は 別のことを促される 男小声「え?頭なでなでしてほしいの?」 男左手で撫でる 右手で電話 男「大丈夫だ!男はほっといても大きくなるもんだ」 左手の位置が 頭っぽいとこから胸っぽいとこへ 男小声「なおちゃん!ちょっと」 男「おとこは、大きくなっちゃうんだ」 (左手の動きで性格が変わる。胸に集中すると優男に、そうでないと激情に。) 男「いや!なんでもない!口調!そんなの変わることも…△ある、ある、あるよー」 男「なんだ!ジョークも言っちゃいけないのか!ああ!怪しいだと!…△それがお前のイーブン。」 なおちゃんらしき人物が自分の下を触って来たので 男「こっちにも△こっちもいいかなー?」 といって左手で逆胸を触る男 男「いや、こっちも言ってやるぞという意味だ」 男「なんだ!電話が変?そんなこと△ないよー!!」 なおちゃんらしき人物の下へ手が行って 男電話を切って倒れ込むアクションをしようとしたとこで 奥さん「あなた!」 男右側を見て 男「ごめんなさい!」 奥さん「また性格が逆になってるわよ!」 男左手をみて 男「ほんとだ」 奥さん「それといい加減私の前で訳のわかんない一人演技やめてよねー」 男「なおちゃーんそーいわずに」 終劇
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