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後輩とお出かけ
「おーい 風太!ここ!ここ!」
「すみません。遅れました」
「いや、まだ30分前だから全然だぞ!大丈夫!」
楽しみすぎて1時間前から待機してたなんて言えねぇ...
「ところで今日は何をするの?伊織に聞いたら全部風太に任せとけって言われたんだけどそれでいいの?」
「ええ、任せてください。完璧にエスコートします!」
「ん!楽しみしてるよ。で、どこ行く?」
「そろそろ自分のカメラが欲しくて先輩に選んでもらおうかと思って」
「それは責任重大だぁ うん!任せたまえ」
「それと学校じゃないから先輩はいらない。凪でいいよ」
「そっそうですか...じゃあ凪さん?」
「ん〜?どうした?」
緊張しててかわいいなぁ
「いえ、行きましょうか」
「うん!」
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「まあ実際には○anonと○ikonの違いはそんなに無いんだよね」
「だから発色の違いとかAFの速度か精度かぐらいのものかな」
本当にプロとかじゃないなら個人の好みだからなぁ
「そうなんですね 凪さんは○anonでしたよね。理由とかはあるんですか?」
理由...理由か
「家から発掘されたカメラがそれだったってだけかな?」
「その頃は違いとかなんにもわかっってなかったから理由とかはないかな」
「なるほど...」
「あっ!あと発色の違いから○anonは人物○ikonは風景と撮るのが得意かな」
「あとはもうお財布との相談かな?」
そういえば予算はお幾らほどなんだろ
「なるほど、決めました。俺も○anonにします」
即決!
「今買うの?」
「いえ流石に大金なので後日親と来ます」
「そっか。じゃあ次のところ行く?」
「もう良い時間なので先にお昼にしましょう。凪さんは嫌いなものとかありますか?」
「へーき!好き嫌いはしないからね」
「よかった。お店あっちなので移動しましょうか」
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「今日はありがと めっちゃ楽しかった!」
「こちらこそありがとうございました」
夕日をバックに微笑むイケメン!!破壊力やべぇ!
「あのまた誘ってもいいですか?」
「全然誘ってくれていいよ!絶対行くから!」
また誘ってくれるとか神か!?
「あっバス来たからそろそろ行くね!今日は本当にありがと!また次の部活で」
タッタッタッ ガシッ
うおっ
「風太?どうしたの?」
「.....また来週の部活で......」
「うん。また来週ね!」
プシューッ
どうしたんだろ?分かれるのが寂しくなっちゃったのかな
まぁ取り敢えず伊織に今日のこと自慢しよ〜っと
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