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「俺の嫁がすみません」
一輝って男が謝り出す。
「いや、いろいろ聞いてるけど、麗華の方が悪かったんだ。仕方ないが…」
…麗華も不憫に思う。
「でも、今回、俺達も許したんだし、兄貴や麗華さんには、試験中お世話になったんだ。
合格できたのは麗華さんのおかげなんだ…わかってくれ…百合」
「芳樹、でも…」
「本当なの。百合。私達は、わかちあえたから今があるの」
「わかったわよ。奈々、芳樹」
少し空気がかわり、飲み食いが進んだ。
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