🌀🌱1章

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🌀🌱1章

妖怪「友人帳をいたぁだぁくっ‼︎」 夏目「うわぁ‼︎」  今日も今日でいつものように妖が襲い掛かってくる。友人帳の名前を返せとか奪おうと毎回襲ってくる。 夏目「はぁ、はぁ、」  森の中を走り回る。遠くに行き止まりが見え始めてしまった。 夏目「あ、、、どうしよう」 ???「ほらこっちこっち」 夏目「え、、、はいっ‼︎」  ちょびっと飛び出た手に手招きされて手前の木を曲がる。片腕を引っ張られ木の裏にするりと引き込まれた。  招いてくれた人は女の人。ストレートのロングで薄い栗色。帽子を被っていて、白のワンピースの上に薄い青のカーディガンを羽織っている。目は透き通る様な白。不思議な雰囲気の人。 ???「なんで追われてるのさ、、、」  木の裏に逃げ込むとあの妖は不思議と追って来なくなった。 夏目「あ、あいつは、、、」 ???「大丈夫。わたしの結界内だから襲ってくることはないよ」  周りを見渡すと四つの木に不思議な模様(?)が書かれている長方形の紙が木に貼ってある。 夏目「あ、ありがとう、、、」 ???「ううん、いいの。」  ニッコリ静かに笑いかけてくれた。なぜかその顔が儚げに見えた。
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