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「屋敷さん、何回目?
こんなに店舗の店長泣かせたら、また辞めちゃうでしょ?」
3日前に店舗の店長と打ち合わせした際、また泣かせてしまった・・・。
でも・・・
「私は何も間違ったことは言ってないわ。」
「屋敷さんのそういう態度が、怖いと思う人には怖いから。」
「それは、私がいけないんですか?私だけが?
店長にも言いましたか?
そういう心の弱さが、店舗の売上に反映しているって。」
私の言葉に、部長が溜め息を吐き天井を見上げた。
「言いたいことは分かる。でも、態度も言い方も悪い。
そんなんじゃ、他の店舗の店長ともいずれ衝突する。
屋敷さん自体の能力は高い。
だから、あとは屋敷さんがどれだけ上手く店長との信頼関係を築けるかが、今後の課題。」
言いたいことは他にもあったけど、ハッキリと指摘され・・・
私にも問題があることは、分かりすぎるくらい、分かった。
「うちはランジェリー会社。
女の子の社員がどうしても多い。
その子達とどう上手くやっていくか、よく考えて。」
「はい・・・。」
両手を強く握り締めた・・・。
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