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南向さんがやって来て、迷路を覗きながらボソッと呟いた。
「外で遊んでも面白くないでしょ」
わいは驚いて振り向いた。
「そんなことあるかい、ドロケイにドッチボールおもろいで」
「私、走ったり飛んだりするの嫌!」
「……ええ。嘘やん」( ゚д゚)
「これだから体育会系は…… みんなが夏生やと思わんといて」
「でも外オモロイでー」
「まだ言うかなー」
「でも」
「じゃ、証明してよ」
「証明?」
「そう証明、私に面白いと思わせて、連れ出せたら認めるわ。できる?」
「ま、任せとけ!」
「ほんとにー」
「約束や!」
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