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結局、現役の俺たちは部活後にトモ、ダイ、リキ、俺、そして、一応のヨッシーが集まった。
ウエ先輩の家のショップに着くと一人電車通学で走りだったトモは軽く息を切らせていたが、久々に会う先輩たちにすぐにテンションを戻す。
「え!四対四できるじゃないですかっ!!」
嬉しそうにモト先輩と話すトモを見つつ先輩たちにリキとヨッシーを紹介すると、モト先輩が「あ、じゃあ!」と笑いながら手を挙げた。
「もうすぐさおさん来るから五対五にしようぜ!ヨッシーも入ればいいだろ?」
「は?」
モト先輩の提案に素になって驚きの声をあげたのはヨッシー。
「いいんじゃね?ガチの部活じゃねぇし!モトと上松はそれなりにバスケやってるけど、俺と泉はもうボールさえ久しぶりレベルだからな!」
リョウ先輩が笑うとソウ先輩はボールをポーンと高く放って笑う。
「現役チーム対OBチームってことで……な?」
モト先輩が笑うとちょうどドアが開いて小柄な美人が顔を見せた。
「あ、ちなみにさおさんは現役プレーヤーだから」
入ってきたさお先輩に駆け寄って荷物を持ってあげたかと思うと、モト先輩がヘラッと追加情報を出してリキとヨッシーは更に驚く。
さお先輩はモト先輩の彼女で今は大学三年だが元啓南女バスのキャプテンであり、身長は低いがパスのキレもスピードも判断力もシュート力も半端ないPG。
大学でもバスケを続けているし、クラブチームにも所属して男女ミックス大会にも出ている。
現役対OBなら俺がマッチアップの可能性大で俺も少し緊張した。
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