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颯真編 第六話
俺は優の腕を掴み部屋を出た
「見送りもなしか、あのクソ」
「社会的に抹消するからな、覚悟しとけ」
「優を虐めた、奴らも全員だ」
「潰してやるからな、覚悟しとけ」と言ったあと、エントランスホールに辿り着いた
まだ、あのブス共がうじゃうじゃいて気味悪かったが、顔を合わせようとしていないだけまだいい。
汚い顔面を優に見せるな
だから、怒鳴り散らすように「そこどけ!」ど言った
ブス共は一瞬にして離れていったが、まだ、1人ブスが突っ立っている
何してんだ?あのブス
キモイから早くどけや
などと考えていたら、歩き出し優の目の前で止まった
はぁ?俺の優に何してるんだ!てめぇと言おうとした瞬間
「やっぱり、あんたのこと好きになれないわ。僕がの方が断然美しい見た目をしているのに…。」と優に向かっていった
それを聞いた瞬間に「あ?」と言う声が出てしまった
優には悪い性格を見せたくなかったのだが、これでもう見せてしまった
情けない…。
そのブスは俺の方を向き「僕の方が可愛いですよね♡」と気持ち悪い声で聞いてきた
可愛くないし、普通にブス。だから「何言ってんだお前。可愛くねぇよ」と言った
はぁ~スッキリした
ブスにブスって言えるのがこの上ない快感だ
ブスが「ぼ、僕が可愛くない…。」などと小声でなにかほざいているがそんなことはどうでもいい
それより、優と早く話したい
「優、行くぞ」と声をかけた
あぁ~この世が優だけになってくれれば世界はどれだけ救われるか…。
優こそが女神。というか、天使だ
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