颯真編 第六話

1/1
前へ
/24ページ
次へ

颯真編 第六話

俺は優の腕を掴み部屋を出た 「見送りもなしか、あのクソ」 「社会的に抹消するからな、覚悟しとけ」 「優を虐めた、奴らも全員だ」 「潰してやるからな、覚悟しとけ」と言ったあと、エントランスホールに辿り着いた まだ、あのブス共がうじゃうじゃいて気味悪かったが、顔を合わせようとしていないだけまだいい。 汚い顔面を優に見せるな だから、怒鳴り散らすように「そこどけ!」ど言った ブス共は一瞬にして離れていったが、まだ、1人ブスが突っ立っている 何してんだ?あのブス キモイから早くどけや などと考えていたら、歩き出し優の目の前で止まった はぁ?俺の優に何してるんだ!てめぇと言おうとした瞬間 「やっぱり、あんたのこと好きになれないわ。僕がの方が断然美しい見た目をしているのに…。」と優に向かっていった それを聞いた瞬間に「あ?」と言う声が出てしまった 優には悪い性格を見せたくなかったのだが、これでもう見せてしまった 情けない…。 そのブスは俺の方を向き「僕の方が可愛いですよね♡」と気持ち悪い声で聞いてきた 可愛くないし、普通にブス。だから「何言ってんだお前。可愛くねぇよ」と言った はぁ~スッキリした ブスにブスって言えるのがこの上ない快感だ ブスが「ぼ、僕が可愛くない…。」などと小声でなにかほざいているがそんなことはどうでもいい それより、優と早く話したい 「優、行くぞ」と声をかけた あぁ~この世が優だけになってくれれば世界はどれだけ救われるか…。 優こそが女神。というか、天使だ
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

787人が本棚に入れています
本棚に追加