颯真編 第七話

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颯真編 第七話

そういえば、優は俺の事をどう思っているのだろう…。 好き?嫌い? 気になってしょうがない…。 店の外に出たら聞いてみよう…。 俺だけ片思いなのか…。 颯真に焦りを感じ始め、歩いている速度が早くなる だが、その事に颯真は気づいていない…。 ようやく、お店の外に出た やっと聞ける 話をするために一旦止まり、俺は振り返った 優と目が合い、話しかけるタイミングを見失ってしまった 何分たっただろうか…。 ずっと目を合わせていたら優は気まずそうに目線を逸らした そうか…。俺の事嫌いなのか…。 だが、まだ決まった訳では無い、だから「俺の事嫌いか?」と質問した 優は「え?あっ…。」と言葉を濁らす 今になって気づいてしまった…。まだ、あって間もないのに、聞いてしまったからだ たったの2日で好きか嫌いかを判断できる人間がいるか? 答えなNoだ いないよな…。聞いてしまった自分に嫌気がさした 今まで、嫌気なんてさしたことなかったが、好きな人となるとどうしても弱い部分を嫌でも見せてしまうものなんだな 優と出会ってからというもの、完璧人間ではないことがわかった 仕事中に他ごとなんて考えたことはなかったのに、考えてしまったし、人を好きになることなんて今までなかった ただ、優が泣いて、自分を攻めても、それでも懸命に生きることに惹かれたんだ それだけの理由なのに、とても愛おしく愛している…。 生涯を優と過ごしたい
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