【限定解除!?】6.寂しくて落ち込んで死んじゃうぐらい、好き

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「美咲さんに教えてもらった店で、めちゃくちゃおいしいとこがあるんだ。特にいちごのやつがオイシイ。いつも女の子でいっぱいなんだけど。美咲さんも教えてあげればって言ってたし」 「あの人が?」 「うん。さんちゃんも絶対に好きだと思う」 「お前が言うなら、間違いないよな」  そう。こいつを味方にしておくと、恐らく良いことはあっても悪いことにはならなさそう。美咲も天笠も似たような感覚を持っている。  多分、そういうことだろう。 「へー。教えて」  出欠登録が厳しい割には退屈な講義を終えると、こんなに可愛くM47を履いちゃう美少女(笑)と、何だか小洒落た野獣は連れ立ってキャンパスを後にした。  駐車場に向かって歩きつつ。 「しっかしお前、よくそんな(ぴったりな)サイズのやつがあったな」 「これ(M47)?」 「うん」 「店にはいいサイズのがなかったんだけど。いいなーって言ってたら、何日かあとに、美咲さんが買ってきてくれた」 「…………」  いやそれ。生地も形もホンモノだけど。絶対特注だわ。本人連れて行かずに、そんだけ絶妙なバランスの作らせるか。  すげーーーー、愛されてるな。お前。 「…なに、あまやん」 「何でもねえ」  天笠が少ーしだけ(?)美咲に恐怖感を抱いたのは、当然のことかもしれない。
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