【限定解除!?】10.甘くて、痛い

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「見合いうんぬんじゃないから」 「じゃあ何ですか」 「んーー。豆腐、うまい」  じ。 「……大学の学費もそうだった」  Heatで敏感すぎる身体をいいように抱かれて焦らされて、泣いて喘いで承諾するしかなかったあのあとも。 「気持ちよかっただろ?」なんてしれっと言われて抱きしめられて、キスの嵐だったからって。だいたい、死ぬほど気持ちいいからって、そうそう納得できる手段じゃない!  箸を置き、完全抵抗の姿勢の哉有をちらりと見た都和は、 「ん。ごちそうさま。肉じゃがとあんかけ、また作って」  と手を合わせて食器を洗ってキャビネットにしまうと、半眼で食事を再開した哉有を両脇から持ち上げた。 「ちょっ、と!!」 「風呂行くぞー」 「やだ!」 「付き合え」 「やだ!やだって!!」  哉有がじたばたしたところで、だ。この身長差と、体格差。  そして、「頭でも身体でも他人に負けたことなんてねえよ」な都和に、敵うはずなんてなく。  秒で衣類を剥かれてバスルームに引き摺り込まれ、つるっと身体を磨かれたあとには当然バスローブに巻かれてベッドに投げ出され。
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