【限定解除!?】10.甘くて、痛い

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「……や、……あ、んっ!!」  ひく、と震える指が都和の髪に絡んだ。昇り詰められない快感に必死で耐える哉有の表情が、都和を直撃した。  …………も、ダメ。 「……哉有?絶対に嫌な思いはさせないから。な?お願い」    どくん! (……お願い、なんて――――……)    都和の我慢も限界で、自分でも声が上ずっているのが解る。 「な。哉有……?」 「……う……ん……」  濡れた瞳が、ゆらりと都和を映した。 「う、ん――――……っ……!!」  返事の最後なんて殆ど聞こえないまま、都和は自分の剛直で哉有の身体を押し開いた。 「……っ!」  柔らかく包まれた途端、食いちぎられそうに締められて、都和が眉を寄せた。 「やゆ……、キツ、すぎ、だって……」 「ひ……――……っ」    お互いが掻き抱きあって。  もう、どうしようもないくらいに気持ちも身体も昂まって、二人で一気に駆け上がった。
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