語り

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語り

歴史は繰り返す。 皆さんも幾度となく聞いた言葉でしょう。  我々は、過ちを繰り返しました。初めに力によって母なる大地を破壊し、次に知恵によって真夏に雪を降らせ、最後には我々こそが最強であるという傲慢さによって他の領域を脅かし争いあい、そして、絶滅の危機に直面しました。    それから時がたち、世界には1つの大陸と2つの島、そして7つの国が残りました。一番西の小さな島に花の国、隣の島の北側には月の国、南側には星の国、さらに海を挟んで大陸があり、その大陸に残りの4国、氷の国、火の国、木の国、金の国が成り立ちました。  さきほどのカントルたちはどうやら月の国に興味を持ったようですね。おっと、2■■■年代に生きるあなた方には“カントル”とは何者か説明が必要でしょうか。基本的には“楽しくふざている者たち“という認識でも間違いではありません。しかしながら、彼らは力を秘めています。彼らの唄には、どうぞご用心くださいませ。
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