序章 悪夢

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夕聖は冷ややかな微笑を浮かべた。 (依頼人の話では、家屋への損害は問わない、だったな) 一匹ずつ見つけて祓うような悠長なことはしない。いつかバケモノに育つかもしれない妖など一匹たりとも見逃してやる気はない。 夕聖はその廃屋に火を放った。
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