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退職
会社で朝作った弁当を食べてると、1本の電話が携帯になった。
「ちょっと、今から出れますか?」
それは、付き合いの深い運送会社の社長からの電話であった。
圭吾は、すぐさま半分ぐらい食べた弁当を片付け、約束したショッピングセンターのフードコートに向かった。
先に着いていたものの、圭吾の体重は17kgも減少しており、頭には4か所も円形脱毛症があっていた。
たぶん、相当な精神的に追い込まれていたものであった。
圭吾が約束のフードコートに着いてから、約20分ぐらい経って、その運送会社社長と顧問が到着した。
そして、圭吾を見た時に、その顧問が発した言葉が、圭吾が想定も今日の話には出るとは思っていなかったものであった。
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