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次は、
『A1会議室』
何故か口に出したり思い浮かべたことがテロップになってゆっくり落ちて来て、一度、腹部辺りで止まる。放っておくと、その後下に落ちて行く。
無視して歩くとぶつかる感覚は無いのに、弾いかれたように飛んで行く。
誰かに反応されたことがないから、私しか見えていないんだろう。多分。
私の後には、弾かれたり落ちて行ったテロップがゴロゴロ転がっている。
死屍累々…
「疲れた…」
『疲れた…』
声と二重になるのは腹部に現れたテロップ。
ボロっと崩れ、くたびれた色をしている。
スッと音もなく現れ、私に弾かれて通路に落ちた。
あれ以来、どっか頭がヤバいんだと思っている。
あとそれとは別に、仕事がハード過ぎて、正直精神的にも限界だった。
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