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夢夏が部屋に戻ってくる。
「お待たせ! 母ちゃんに拳骨食らっちゃったけど、大丈夫だ!」
「何、するつもりですか?」
「交合すつもり。あれ? 千歳おにぃ、わかってなかったの?」
とすん、と布団に身体が沈む。
抵抗しないと……、と思うのに、片手は敷布を掴んで、片手は口を押さえる。
合わせから手を差されて、胸を弄られて、甘い吐息が溢れる。こんなの、嫌だ。
「乳、かたくしてて、可愛い。きもちい? 腰浮いてる」
「っん、ぁ……! ぁ、んンンッ……、は、はぁーー、んっ、ゅめ、かぁっ!」
駄目だ。声が漏れる。
触られる度に腰が跳ねてしまう。こんなの、嫌だ。
嫌なのに、抵抗できない。身体が熱くて、もっと触って欲しくなってしまう。
私の褌をいとも簡単に毟り取って、夢夏はまらに舌を這わせる。
「ゃ! だ! ぁっ……、あ! き、たな、ぃ、からぁ!」
「だいじょーぶだいじょーぶ! 千歳は綺麗だから!」
何も大丈夫じゃない!
陰茎に舌が這う度に、玉が震えてせりあがる。脚を閉じて抵抗したくても、太腿に挟まった夢夏が嬉しそうに脚を押さえるから、意味が無い。
ついには頭が真っ白になって、気をやってしまった。
「千歳。気をやる時は言って。おれ、飲み込めないから」
「っ、ゃ、だ……」
「もー、じゃ、おれも気持ち良くさせてね」
夢夏は指を舐めてから、私の菊座を弄り始めた。嫌なのに、気持ち良くて、訳がわからない。
気持ち良くて、おかしくなりそうで、怖い。
「もう指が三本入ったから、おれのまら入れるね!」
身体をぐるっと回されて、四つん這いにされる。
腰を掴まれて、ぐいぃっと、圧迫感が迫る。苦しくて、「ひうひう」肩で呼吸を繰り返した。
「あー……、千歳の中、あったかくてきもちい! 入れてるだけで気をやっちゃいそう! 動くから痛かったら言ってね」
「あっ! アアッ! ィッ……!」
突かれる度に、声が出てしまう。
腹が熱い。何してるかわからない。
こんなの、いやだ。おかしくなる。涙が頬を伝って落ちる。
いやだ。気持ち良くて、おかしぃ。
「ひっ、ぐ……! ん、ンンッ! ーーは、ぁ……! ひっ、ぃ!」
「千歳。我慢しないで、イッて」
「ぁっ! アアーッ! ぁっ、ひ、……は、ぁ! あー!」
奥をガツンと突かれて、背中が弓状に反る。
精汁が布団に散る。敷布を汚した。恥ずかしい。
後ろから獣のように責め立てられて、意識が持っていかれそうになる。
ぱちゅぱちゅ、肌のぶつかる音が大きくて、誰かに聞かれていないか心配だ。
私の声も、誰かが聞いていないか、考えたら恥ずかしくて、おかしくなる。
「千歳かわいい。好き。すきっ、すき、イクッ! おれ、もっ、イクから!」
「かわぃ、っく、なぃ! ィッ、あ! まっ、て! まだ、イッた、ばかり、だかりゃ……!」
「ごめん。待てない!」
逃げたいのに逃げられない。
夢夏が腰を奥まで突き立てる度に、甘くて高い声が出てしまう。
まらからは、ずっと透明な汁が出てる。
嫌だ。やだ。やだ。また、また……。
「ィッ、く! ゅめ、ぃっ! ……で、りゅ、いっ、てりゅ、イッ、ゆめ、ゆめぇ! やら、やらぁああーーッ!」
快感の波が一気に押し寄せて、視界が真っ白になって、身体が動かなくなった。
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