ケンカ

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ある日、私はある小さなことでお母さんと喧嘩してしまった。 その次の日、学校のお昼の時間でお弁当箱を開けると、私が大好きな唐揚げや卵など、とにかく私の大好きな食べ物だらけだった。 嬉しくて私はその場で泣き崩れてしまった。 『帰ったら謝ろう。そして、お礼も言わなきゃ』 そして家に帰ると、今度は私の好きなチョコケーキがテーブルに置いてあった。またまた私は泣き崩れてしまう。 そしてその夜、私は昨日のことを母に謝った。 するとお母さんは優しい笑顔でこういったのだ。 「いいのよ別に。アナタは今、学生で思春期で勉強も大変だと思うからつい、反抗したくなるわよね。お母さんも昔そうだったもの。だから、今アナタにしてあげられることを私はしているだけよ」 今日で3度めの涙が出てきて私はお母さんに抱きついた。 お母さんは私が泣き終えるまで、ずっと撫で撫でしてくれた。
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